アルティメットスポーツ!!フライングディスクを使った究極の競技とは

アルティメットとは

「フライングディスクを味方同士でパスしてエンドゾーンまで運ぶ競技」です。

アメリカ発祥のスポーツで1968年にコロンビア高校の生徒ジョエル・シルバーによって考案されました。

アルティメットという名前がつけられた理由としては、走る（脚力）投げる（腕力）飛ぶ（跳躍力）など身体能力をフルに発揮することからその名前が付けられたと言われています。

フィールドの大きさは下図のとおり「長さ：100ｍ」「幅37ｍ」です。

フライングディスク（フリスビー）使用することと、審判がいないということがこのスポーツの特徴といえるでしょう。

ちなみに発案者のジョエルさん、実は映画『リーサル・ウェポン』、『ダイ・ハード』、『マトリックス』などの制作にかかわった業界では有名な方らしいです。
　
試合風景↓

　
　

簡単に7つのルールを説明

①プレイ人数
国際ルールでは7人制（7対7）ですが、フィールドが68ｍ×23ｍの5人制の場合もあります。
男女混合の場合は3～4名女性が入る必要があります。

②攻守が入れ替わるタイミング
大きく分けて以下の5つがあります。
1.ディスクを落とすと相手側のオフェンスに切り替わる。
2.得点が入る。
3.ディフェンスがパスカットをした時（キャッチした時）。
4.オフェンスのディスクがフィールドに落ちた時。
5.オフェンスがファールをした場合。

③キャッチ後に歩くとファウル
走ってキャッチした場合は、キャッチの後どうしても少し歩いてしまうことになりますのでそれは許容されています。
またピボットもOKです。

④10秒以内パス
ディスクを持った人は10秒以内にパスする必要があります。
10秒を超えると「ストールアウト」という反則になります。

⑤接触禁止
ディフェンス、オフェンス関係なく触れるとファウルとなります。

⑥得点条件
ディスクをエンドゾーンまで持っていくと1点です。

⑦審判不在の自己申告制
「各選手のフェアプレイに対する責任感」という考え方「スピリット・オブ・ザ・ゲーム（SOTG）」からファウルの自己申告制が採用されています。

その他のルール
・得点が入った時は自由に何度でも何人でも選手交代が可能です。
・フィールドの大きさが68ｍ×23ｍの5人制の場合もあります。
・1人のオフェンスに2人オフェンスが付く（ダブルチーム）は反則となる。
・フライングディスクの大きさは直径28cm、重さ175gです。

フライングディスクの投げ方

アルティメットでは、相手と呼吸を合わせてパスを出すことがもっとも重要になります。

相手の走れる範囲、スピード、キャッチ力を考えて取りやすいパスをだすための投げ方を動画で紹介します。

バックスロー↓

バックスロー（詳しく解説）↓

カーブ（バックハンド）↓

↑ディスクに内側に傾けるとカーブになります。

サイドスロー

↑手首のスナップを利かせる感じです。

サイドスロー（詳しく解説）↓

ハンマー

　
　

スーパープレイ動画

ディスクが描く美しい放物線♪
ギリギリで判断してダイビングキャッチをする身体能力！
心技体全てが問われるアルティメットだからこその、スーパープレイの数々を集めました。

スーパープレイ↓

スロー編（投げ方編）↓

キャッチ編↓

　
　

開催されている大会

4年に一度国際大会が行われています。

2012年7月にはワールドゲームスが「堺市」で行われました。

この大会で日本女子は、なんと優勝を果たしています！

すばらしいですね♪

またスポンサーとしてANAやYAMAHA、三菱など大手企業が賛同しました。

日本でも社会人・大学生を中心に毎年30以上の大会が開催されています。

2020年にオランダで予定されていた世界大会は、新型コロナにより延期となりましたが、これからもぜひ盛り上げて行ってもらいたいですね。

競技人口など

・全世界で10万人程
・日本で5000人程
・発祥国のアメリカで5万人程

まだまだ認知度、競技人口ともに少ないアルティメットですが最近では学校の授業で取り入れることも多く、若者の認知度はアップしているようです。

2028年に開催予定のロサンゼルスオリンピックでは、採用が検討されているアルティメット。

これからどんどん盛り上がって、競技人口増えてくるかもしれませんね。

どこでできるの？

2021年現在、アルティメットができる環境は少ないですが募集しているチームはあります。

例えば「ジモティー」で検索するとたくさんの仲間募集や試合相手探しの告知があります。
→募集のリンクはこちら
※県別で検索することもできますので、興味を持った方はぜひ参加して面白さを実感してください♪