ATM維持費なぜ1台1000万円もかかるのか?
ATMとは、
Automatic(オートマティック:自動)
Teller(テラー:出納)
Machine(マシーン:機械)
の略です。
成人を迎えた人なら一度は使用したことがあると思います。
今回はその維持費から機械の価格、
お金にまつわる今後の社会の動きについて考えていきます。
生活と密着しているお金だからこそ、その動向は把握しておくべきでしょう。
ATMの1台のランニングコストは、
なんと1000万円です!
機械のコストだけで500~800万くらいといわれているので、
初年度の費用は800~1200万円といわれています。
「いやいや、おかしいでしょ!」
と思われた方鋭いですね。
そうです!
機械の購入費より維持費の方が高くなっているのです。
これはなぜなのでしょうか?
維持費には「保守費用」はもちろんのこと
「警備費用」と「現金回収の費用」がかかっているからです。
日本のATMは大金が入った箱ですから、
警備員が在中しているところも珍しくありません。
また現金を使用している以上、
補充や回収の費用が必ず発生します。
そして、、、
日本全国のATMの数は、20万台といわれており、
全国のATMのランニングコストを合計すると
なんと2兆円なるともいわれています!!
そしてセブン銀行のATMの数は増加傾向にあり28年度に23,000台を超えました。
これは「ゆうちょ銀行のATMの数27,300台」に迫る勢いです。
しかもセブンイレブンの出店数が伸びているため、セブン銀行ATMの数は今も増えています。
実はこれ、銀行とは真逆の方向に進んでいるのです。
近年中にキャッシュレス化の時代が訪れるといわれています。
実際に海外の先進国では既にキャッシュレス化されている、
といっても過言ではありません。
「カナダ」「スウェーデン」「イギリス」「フランス」「中国」そして「アメリカ」ではキャッシュレス化が進んでおり、都市部では現金を持ってなくても困らないほどインフラが進んでいます。
上記の国では半分以上の支払いが電子決済となっています。
ちなみに日本では8割近くが現金払いです(電子決済は2割弱)。
これには、クレジットカードの金融システムセキュリティが強固になっている背景があります。
近年では仮想通貨で有名になったブロックチェーン技術などの導入も検討されており、ますますキャッシュレス化が進むことが考えられます。
日本のメガバンクなどでもこういった世界の動きを見越しているため、ATMの減少が進んでいます。
利用者の意識も高くなっており、
できるだけ手数料を払わないでよいよう工夫しているため、
1000万円の維持費用を捻出することが難しくなっていることも背景にあります。
これだけ巨額の維持費がかかるシステムのことを考えると自然な流れとも言えます。
それではここで現金・キャッシュレス化、それぞれのメリットを考えてみましょう。
・現金のメリット
支払いがリアルタイムで行えるため、債務不履行が起きない。
第三者への譲渡が容易。(しかしLINE Payでは既に解消されていますね)
どの店でも支払いが可能(海外では逆に現金が使えないお店もあります)。
・キャッシュレス化のメリット
クレジットカードによるポイント還元の恩恵が得られる。
所持以上の金額を支払うことができる。
過去の支払い用途を把握することができる。
紛失・盗難の保証がある。
インターネット通販などで電子決済ができる。
現金信仰とキャッスレス化、どっちも一長一短ありそうです。
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日本はこの先どちらの道を歩んでいくのでしょうか?
そういった目線で街中を見るのもまた面白いですね🎵
私はキャッシュレス化歓迎派です。
セブンのnanacoカードでその便利さを痛感しています(^^ゞ
外出時できるだけ物を少なくして、
身軽になりたい私はバッグ類も持ちませんし
財布もここ2年ほど使っていません。
スマートフォンに数枚の千円札と
カード3枚ほどを入れて外出することがほとんどです。
日本全体が人手不足となっていく中
「Amazon GO」のようなコンビニ、スーパー、ドラッグストアが増えていくことでしょう。
それに伴い人々はキャッシュレス化をスムーズに受け入れていくような、そんな気がします。
執筆者:レタス
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