お盆玉は迷惑だった!火付け役となった企業とは!?相場・由来も
最近、耳にするようになった「お盆玉」という言葉。
ニュアンスからお盆にあげる「お年玉」ということは、想像がつきますよね。
でもこれって世間的にどう思われているのでしょう。
また「相場」や「由来」についても気になったので調べてみました。
そこには「えっ!」と耳を疑うような、お盆玉が広がった理由が!
お盆玉は迷惑だった!
徐々に広がってきている「お盆玉」。
「お年玉」と同じように、大人から子供にあげるお小遣いという位置づけですが、世間では賛否両論あるようです。
ツイッター上の声をあつめてみました。
今年実家巡りをしていたら「お盆玉」なる迷惑な風習が蔓延してることを初めて知った。しかも93歳の祖母に言われて初めて知った。いらんそんなん。
— chiba_cal (@chibatch_) 2017年8月16日
誰がこんなくだらないことを言い始めたんだ。初めて聞いたけど絶対無くしてほしい。このような無責任で阿呆な事は記事にしないでください。迷惑すぎるんだよ屑が
夏休み「お盆玉」の憂うつ 「孫に会うのにカネ必要…」 https://t.co/APq4lpf3tz #niconews
— tootoo (@tootoo24296733) 2016年7月1日
ブログを更新しました: お年玉ではなくお盆玉って知っていますか? – 迷惑な新習慣ができそうになっています。それは、「お盆玉」お盆に帰省した子どもや孫にお小遣いをあげるというものです。 http://t.co/GljblijZGG
— 松下 一生 (@issei39) 2014年8月1日
お盆玉とか…迷惑な。
確かに私も昔、父の田舎に帰ったときにお小遣いはもらえたけどそれはじーちゃんばーちゃんの娯楽であって、そういう行事にされるとお年玉あげてる立場上、姪甥にねだられるじゃん…(;・ω・)小銭で喜ぶ年齢のうちは良いけどさぁ(かわいい)— (aoi)。 (@__ao1120__) 2015年8月10日
概ね迷惑しているという意見の方が多いのですが、若者は肯定的な意見が多いです。
発売八月下旬ですってよ!
お盆玉に期待して、即買いガンギメてやるぜ— Sui (@SUis159cm) 2018年7月6日
お盆玉くださいお兄さん
取りに大阪行きます— マーキュリー政樹(マーキュリー商事) (@masakiti0704) 2018年6月22日
ただでお金をもらえるので、喜ぶのは当然でしょうね。
でも若者が行程すればするほど広まって、自分がやる立場になった時に後悔します(笑
相場っていくらなの?
ずばり!お盆玉の相場はこんな感じです。
・未就学児
500円~1,000円
・小学生低学年
1,000円~3,000円
・小学生高学年
3,000円
・中学生
5,000円
・高校生
5,000円~10,000円
・大学生
5,000円~10,000円
お年玉と一緒の相場観です。
一番大事なのは「金額」でなく「気持ち」なのは言うまでもありません(o^-^o)
そもそもの由来は?
お盆玉の由来となっているのは、東北地方(主に山形県)の風習と言われています。
商家(しょうか)に住み込みで働いていた丁稚奉公していた子供は、お盆とお正月だけ帰省が許されていました。
そしてお盆の時期に帰省した際に「下駄」や「着物」などを持たせました。
これが昭和になって、帰省した子供にお金をあげる「お盆玉」に変わったと言われています。
しかしこの「お盆玉」が全国的に広まったのは、ここ最近。
何か商いの匂いを感じますね。。。
そうなんです。
「お盆玉」を広めようとしている会社があるんです。
それが山梨県の「マルアイ」というお年玉のポチ袋を作っている会社です。
お盆に田舎に帰省した子どもや孫、また祖父母にお小遣いをあげるという新しい習慣を広げる為に、2010年より夏の風物詩をデザイしたポチ袋を「お盆玉」として販売を始めました。
「お盆玉」の名称はマルアイで作った造語で、商標登録をされています。
マルアイホームページより引用
そして、郵便局のプレスリリースでも「お盆玉袋」販売開始の告知が!
いつから始まったの?
お盆玉はいつから始まったのでしょうか。
お盆玉のポチ袋が販売開始された「2010年」からです。
3年ほどはほとんど認知されなかったのですが、徐々に郵便局などへの問い合わせが増え、郵便局・東急ハンズでも取り扱われれるようになりました。
その認知度も毎年右肩上がりでアップしています。
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管理人のひとりごと
私はこの話を聞いた時「うまいなぁ」と思いましたが、ちょっとリスクが大きすぎる決断をしたなと思いました。
「お盆玉」はどうしても「お年玉」と比較されてしまいます。
「お年玉」は、日本の昔からの風習です。
おそらく知らない人はいないでしょう。
人は生まれた時からあるもの、周りがそうだと認知しているものについて、何故それがあるのかを気にしません。
例えば「紙」は誰が発明したのなんか気にしませんよね。
しかし「お盆玉」は、私たちの日常の中に割ってくる存在です。
しかも渡す人は損益を被(こうむり)ます。
そして「お盆玉」のポチ袋を購入する費用は企業の懐(ふところ)に入るのです。
お金に余裕のある家計はイベント感覚で利用するので問題ありませんが、今の日本にそんな家計は多くありません。
国民のほとんどは余計な出費が増えただけとなります。
といってもお盆には結局お小遣いをあげたりするので、余計な出費は実質増えてないかもしれませんが。
こういった習慣を人為的に広め、日本国民が受け入れていくのか、静かに見守りましょう。
執筆者:レタス
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