ツバキの花はなぜ丸ごと落ちるのか? そこには生き延びるための理由があった!
寒くなってくると見かける日本を代表する冬の花「椿(ツバキ)」。
花の赤と葉の緑のコントラストが美しいですよね。
でも椿って、花弁が一枚一枚散らずに、丸ごと花が地面に散っていますよね。
沢山の椿が地面に落ちているのを見ると、美しくもあり命の儚(はかな)さも感じます。
なぜ椿は、花が丸ごと落ちてしまうのか。
気になったの調べてみました。
そのツバキとサザンカの見分け方も調べたのですが、それは後ほど紹介しますね。
とても簡単に説明しますね。
ツバキは、「花びら一枚一枚」と「雄しべ」が全てつながっている構造なので花のまま落ちるのです。
説明すると当たり前のことなんですよね。
花が丸ごと落ちているのをみると悲しいという人もいますし、昔は生首みたいで縁起が悪いともいわれたそうです。
でもそこにはツバキならではの、自然界を生きるための術(すべ)があったんですよ。
ツバキは鳥が蜜を吸いに来ることにより受粉をするのですが、花びらの隙間から蜜を吸われると交配ができなくなります。
そこで、ツバキは花びらをつなげて鳥が正面からしか蜜を吸えないようにして子孫繁栄につないだのです!
ツバキとサザンカってよく似ていますよね。
どちらも美しい花ですし、遠目にはほとんど違いがわからないくらいです。
でも簡単な見分け方が3つあるのをご存知でしたか?
見分け方①
花の散り方が違います。
ツバキ:花が丸ごと落ちます。
サザンカ:サザンカは花びらが一枚一枚落ちます。
見分け方②
葉が違う。
ツバキ:艶がある。
サザンカ:ギザギザ目立ち艶がありません。
見分け方③
花の香り。
ツバキ:ほぼ無臭です。
サザンカ:強い香り。
他にも「咲く時期が違う」とか「子房という花の付け根に毛がある」などがありますが、少しわかりづらいので省きました。
今度ツバキもしくはサザンカを見かけたら、ぜひチェックしてみてください。
・ツバキは、1000以上の種類があると言われています。
(世界には6,000種類ほど)
・主な色は、赤、白、ピンクです。
・原産は日本もしくは中国。
・ツバキの花言葉は、以下の通り。
「控えめな素晴らしさ」「慎み深い」「気取らない優美さ」「見栄を張らない」「高潔な理性」「謙虚な美徳」「気取らない魅力」
・白いツバキ
「最高の愛らしさ」「至上の美」「申し分のない魅力」」「素晴らしい魅力」「誇り」「理想的な愛情」「冷やかな美しさ
・ピンクのツバキ
「控えめな美」「慎み深い」「控えめな愛」
ツバキの花の落ち方が首が落ちるようにも見えるためです。
このことから「死」を連想させお見舞いの花としては避けられています。
また赤い花の色が「血」をイメージさせることもあるため不向きです。
私は「ツバキ」を冬に咲く少ない貴重な花のひとつであり、日本の“わびさび”を感じることができる素晴らしい花だと思います。
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この先あなたがツバキを見た時、このブログを思い出してくれたら嬉しいです。
執筆者:レタス
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