“しょっちゅう”の漢字とその由来、変換できないワケは?
どうも、レタスです。
先日文章を書いていて「しょっちゅう」という漢字が分からなかったので、文字変換で調べようと思ったのですが、漢字の候補があがってきませんでした。
おかしいなぁと思いつつ調べると、変換できないワケがわかりました。
調べていく中で分かったことは、「しょっちゅう」という言葉は、「芸道論(げいどうろん)」という書物のなかで使われていた言葉「初中後(しょちゅうご)」に由来していること。
詳しくは、まず「芸道論」の意味を知る必要があるので、ちょっとだけ説明します。
平安時代から江戸時代頃に生け花、茶道、武術などの技術や心構えなどを後継者・弟子などへ語りついでいくために書かれた書物のことです。
「初中後(しょちゅうご)」という言葉は、この芸道論の中において初心者から達人までの道のりを「初」「中」「後」に分けたものでした。
これが近世になると物事の「初め・中ごろ・終わり」の3段階を表す言葉となりました。
そして次第に「初中後」を「しょっちゅう」と略すようになり、意味も「始めから終わりまで」と変化していき現代に至るといった感じです。
それでは「しょっちゅう」という感じは「初中」で良いのではという気もしますが、これは正式な漢字ではなく当て字的な要素が含まれています。
言葉は移り変わっていくものですので、近いうち「しょっちゅう」を「初中」と書くのが当たり前の時代が来るかもしれませんね。
それにしても“しょっちゅう”の正式な感じがないことは、ちょっと意外でした。
「ちょっと」とか「いわゆる」とかは「一寸」「所謂」というような感じで「所中」と書くのかなぁと予想していたのですが、まさか存在しないとは。。。
「初中後」とかいて「しょっちゅう」と読む、飲食店さんもあるそうですので、「初中」と書いて読めない人もいないとは思いますが、余り広く知られていない言葉なので、文章の中で使う時はひらがな表記の「しょっちゅう」としていた方が無難かともいます。
どうしても漢字で表現したい場合は、言い回しを変えることをおススメします。
「四六時中」とか「日常茶飯事」「毎回」などいろんな言葉が当てはまるので、代用してみてください。
今回は「しょっちゅう」について調べてみました!
最後までお読みいただきありがとうございました(o^-^o)
執筆者:レタス
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