Xジェンダーの特徴・診断を受ける前に知っておきたい3つのこと。

最近世の中でも徐々に認知され始めた「LGBT」。

上記のどれにも当てはまらない性別「Xジェンダー」をご存知でしょうか？

今回はその「Xジェンダー」の特徴と、実は診断ができない3つの理由についてひも解いていきます。

※性別越境者とは、性別を超えた生き方をしている人のことです。

　

　
　

Xジェンダーの特徴

「Xジェンダー」とは、海外では通じない日本だけの呼び名で、その性質もさまざま。

細かく分けると複雑になってしまうので、代表的なものは以下の4つを紹介します。

このような性質のため、トランスジェンダーに内包されるものという考え方もありますし、LGBTに移る前の過程で生じる感情とされる見方もあります。

いずれにせよ「Xジェンダー」の性質は幅広く、それゆえに周りからは理解されにくい存在です。

時間によって、もしくは日によって、気分によって、性別が変わるため、恋愛感も流動的で、公衆トイレなどにも苦労するといいます。

　
もし「Xジェンダー」の人から悩みを打ち明けられたら、否定するのではなく「寄り添う」形で話を聴いていただけたら嬉しいです。
そして悩みの「答え」を無理に押し付けようとはしないでください。

「Xジェンダー」は、一言で説明できる性別ではなく、それ故に悩みも深い存在なのです。
　
　

自分の性別を意識する時

そもそも人はいつから自分の性を意識し始めるのでしょうか？

一般的には幼稚園～小学生低学年と言われています。

「Xジェンダー」になる人は、その時期に自分が

僕は「男」だ！
私は「女」ね♪

と自然と認識することができなかった。
もしくは、性別自体を意識しなかった方なのかもしれません。

どちらにしても、それは決して悪いことではなく、性別も人間が考えた後付けですので正解などありません。

はじめに「男」と「女」という性別があって、生物が誕生したというのなら話は別ですが、そんなことはありませんよね。

もしこの記事を読まれている方で「Xジェンダー」として悩まれている方がいらっしゃったら、人は性別ではなく生き方や在り方にその存在価値があるので、あなたが目指したい自分に向かって突き進めばよいと思います。

その時に人と違う性別ということが、大きな価値となってあなたの背中を押してくれることでしょう。

偉そうなことを言ってすみません。でも私は心の底から本当にそう思っています。

　
　

診断を受ける前にしっておきたい3つのこと

1.具体的な診断方法は確立されていない。

ここまで読まれた方は、すでにお分かりかと思いますが、現在のところ「Xジェンダー」の具体的な診断方法はありません。

これは「Xジェンダー」の定義が難しいため仕方がないことと言えます。
おそらくこれからも確固とした診断方法は提示できないのではないでしょうか。

2.明確な答えを期待しない。

もし病院に診断を受けに行った場合、期待通りの明確な答えが得られず落胆されるかもしれません。

せっかく診断に行ったのにこれでは逆効果です。

「Xジェンダー」の診断ということではなく、あなたが日頃悩んでいることや思っているモヤモヤについて、心理カウンセリングが受けられる病院を探して、じっくりと聴いてもらいましょう。

そもそも世界に1人ぼっちであれば性別なんて気にしないはずです。
まずは人に聴いてもらうことで、自分の考えが整理できると思います。

3.コミュニティに参加してみる。

「Xジェンダー」のコミュニティや相談室（掲示板）は少しずつ増えています。

診断を受ける前に【Xジェンダー総合相談室】などで他の人の体験談や意見を聴いてみるのも良いと思います。

自分の思っていることが整理できたり、他にも悩んでいる人がいることで、「自分は当たり前の存在なんだ」という気持ちを強く持てることでしょう。

　
　

管理人のひとりごと
　
初めに紹介したように「Xジェンダー」とは日本固有の性別です。
　
だとすると「Xジェンダー」は白黒ハッキリさせたくないという日本人の気質が生んだ性別かもしれません。
　
そういう意味でいえば、社会は「Xジェンダー」をもっと受け入れるべきだと思うし、受け入れやすいのが日本文化の良い面だと思います。
　
人格者でも成功者でも大富豪でも、その反対の人でもLGBTの人、Xジェンダーの人は沢山いるはずです。

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「Xジェンダー」だから「LGBT」だから「なりたい自分になれない」ということはありません。
　
きっと「Xジェンダー」だからこそ抱く感情があると思いますし、その経験は貴重できっと役に立つ時がきっと来ると思います。
　
「Xジェンダー」の方へ明るい希望に満ちた世界が開けることを願っています。