見覚えのない番号からの着信にもう焦らない!携帯電話番号を完全調査
どうも、レタスです。
1人1台スマホを持つことが当たり前となった現代。
電話がいつでもかけれる状況になったにもかかわらず、最近は「LINE」や「インスタ」「ツイッター」などで交流できるため、電話をかける機会もめっきり減りました。
総務省のデータによると、通話時間の総合計時間は
「2000年:70億時間」から
「2016年:32億時間」となり、
16年間で半分以下になっています。
使用頻度が低くなった電話ですが、電話番号の種類は増えているんですよね。
今回は電話番号の種類について徹底調査してみました。
知っておくことで、知らない番号から掛かってきたときの判断材料になります。
ぜひ最後までお付き合いください。
特定の番号から始まる電話番号一覧
昔は特殊な番号は自分の地域以外の市外局番と「0120」のフリーダイヤルだけでしたが、以下のような番号が増えています。
これらの番号を知っておくと、知らない番号からの着信が鳴った時に、出るかどうかを判断する材料になりますよ。
「050」で始める番号は、IP電話です。
インターネットの回線を使用した電話です。110・119・0120には発信ができないのが特徴です。
「070」「080」「090」で始まる番号は、携帯電話の番号です。
これだけで携帯キャリアの判別をするこはできません。
昔は携帯の最初の5桁からキャリアを判別できたのですが、現在はMNP(※)でキャリアを変更するこが可能となったため、判別できなくなりました。
※MNPとはMobile Number Portability(モバイルナンバーポータビリティ)の略です。
携帯キャリアを変える時に番号を変えずに済むシステムのことを指します。
余談ですが、携帯の番号が増えてきたため、今後「060」で始まる番号が追加される予定があるそうです。
固定電話から携帯電話へかける際に、頭に付けることによって安くなる4桁の番号も存在します。
「0033」 NTTコミュニケーションズ
「0036」 NTT東日本
「0038」 楽天コミュニケーションズ
「0039」 NTT西日本
「0060」 アルテリア・ネットワークス
「0077」 KDDI
「0086」 QTnet 2018年3月31日に終了
「0088」 ソフトバンク
フリーダイヤルは「0120」「0800」の2パターンがあります。
「0800」はあまり知られていないですね。
有料情報サービスの情報料金を徴収することを目的としてつくられた「0990」から始まる「ダイヤルQ2(正しくはダイヤルキュー)」は、2014年2月28日にサービス終了しました。
その後、2014年3月1日より「災害募金サービス」として再開。
「020」の番号は「IoT」や「M2M」で使用される番号です。
※「IoT」はモノとインターネットをつなぐ試み(クーラー+インターネット、炊飯器+インターネットなど)のことで、「M2M」は機器間の通信のことを意味します。
着信であまり目にすることはないかもしれませんが、日本から海外へ電話をかける際の国際電話一覧です。
「010」 携帯から海外へ電話する際に使用(各キャリア共通)。
「001」 KDDI(ゼロゼロワンダフォー、ですね(^^ゞ)
「0033」 NTTコミュニケーションズ
「0038」 楽天コミュニケーションズ
「0060」 アルテリア・ネットワークス
「0061」 ソフトバンク
「009191」 NTTぷらら
一部の携帯番号は国に返上される?
携帯電話の番号は国(総務省)からドコモなどの携帯キャリアへ無制限に割り当てられています。
しかしスマホが普及した現代、「090」と「080」は各携帯キャリアへ割り当て済みで残っておらず、「070」についても残り2590万しか残っていません。
しかし過去に総務省が各キャリアへ割り当てた番号の内、7240万の番号については使われておらず、各社が保管している状況ということが分かりました。
そこでルールの変更をする運びとなったのです。
新しいルールとは、携帯会社が予め使用する番号の必要数を計画し、余った番号については総務省へ返却するというものです。
これに従わなかった場合は、200万以下の罰金となるそうです。
また「060」から始まる番号の導入も進められています。
スマホは1人1台でなく2台も3台も持つ人がいますし、会社で使用すれば今後更に番号を増やす必要があるという事とでしょうか。
現在の携帯電話番号のバリエーションは「2億7千万通り(0から始まる番号はないため)」という事になります。
2590万の番号が余っていると聞いて「私はまだ余裕があるじゃん!」と思ったのですが、水面下でこういった調整をしてくれているからこそ、私たちが毎日問題なくスマホを使用できているのですね(o^-^o)
携帯番号は10桁だった時代があった
1998年12月31日までは、携帯の番号は10桁だったのをご存知ですか?
現在の11桁となったのは「1999年1月1日」からなんです。
当時はこんなCMも流れていました。
理由は、携帯番号が枯渇してきたためです。
これにより番号が9千万増えたことになりました。
当時の携帯番号は「010」~「090」で始まるものでした。
これをどう変更したかというと、、、
例えば「010-123-4567」という10桁の番号だった場合。
頭を「090」とし、続く番号に2桁目の番号を持ってきました。
「010-123-4567(10桁)」→「090-1123-4567(11桁)」となったのです。
他に例を挙げると、、、
「020-123-4567」→「090-2123-4567」
「030-123-4567」→「090-3123-4567」
といった感じです。
その後、再び番号が足りなくなり2013年11月から「070」の番号が携帯でも使用されるようになりました。
そして現在3度目の番号枯渇問題が発生しつつあり、ルールの改正や「060」が解放されようとしています。
>>詳しくはこちら
日本の人口は減っているのに番号は増えてるのは何故でしょう。
携帯番号の最初の「0」が意味するもの
携帯電話は必ず最初が「0」から始まりますよね。
何故だと思いますか?
それは国内からの電話という事を相手に知らせるためです。
これを「国内プレフィックス」と呼びます。
海外から携帯へ電話をかける場合、最初に日本の番号「81」を入力し、続けて携帯電話の番号を入力します。
この時「090」や「080」「070」の最初の「0」は省略するのです。
なぜ「0」を省略できるかというと、最初に説明した通り最初の「0」は国内からの電話という意味だからです。
例:国内から「090-1234-5678」、海外から「81-90-1234-5678」となります。
※「81」は日本をあらわす番号です。
ちなみに海外から東京の固定電話する場合も「03」の「0」は省きます。
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管理人のひとりごと
携帯番号にもいろんな歴史があるんですね。
携帯がなかったころ、大事な電話番号は頭のメモリに記憶したものです。
今やスマホが人間の第2の脳と言える時代。
無意識の内に私たちのサイボーグ化が始まっていると、いい過ぎではないと思います。
実際、スマホを無くしてしまうと生活に支障が出る人も多いのではないでしょうか。
コンピューター(機械)と人間が程よい距離を保ちつつ、進化してきた人間の歴史は今後どこまでその距離を詰めていくのでしょうか。
今後のIT技術の発展が楽しみなのはもちろん、1000年後の世の中がどうなっているかも見てみたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました(*^-^)
執筆者:レタス
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