膝痛・腰痛の原因となる“浮指”とは!? 経験者が語る治療法
私が「浮指」に着目する理由。
今から18年前、
私は、いつものように床に座ってパソコンをしていました。
普段通りに立ち上がったところ、腰に激痛が走りそのまま姿勢を崩し倒れ込んでしまいました。
その時からずっと腰痛に悩まされ、県内でも有名な整形外科や整骨院、口コミで評判の整体師、鍼(はり)、お灸、電気治療など、さまざまな療法を行ってきましたが回復することはなく、悪化の一途をたどっていました。
そして先日、膝の調子もおかしくなり、膝痛が原因と言われる「ベーカーのう腫」までも発症してしまうことに!
膝痛・腰痛の原因は人それぞれですが、インターネットでさまざまなページを閲覧して確信した私の腰痛・膝痛の原因は「浮指」でした。
しかし、18年間さまざまな病院や整体師に通ってきて一度も「浮指」の検査をされたことはありませんでした。
私と同じように「浮指」による「膝痛」「腰痛」で苦しんでいる方の一助になればと思い、情報を提供させていただきます。
浮指とは
まず人が立った状態をイメージしてください。
人間の体は足の裏によって支えられていますよね。
本来であれば、「かかと」「拇趾球」「小趾球」「五本の指」で全体重を支えます。
以下の足の裏のイラストの赤い部分で支えるイメージです。
しかし、浮指の人は以下のイラストの様に青い部分のみで体を支えています。
浮指とは、5本の指にほとんど体重を乗せずに立っている状態なのです。
そのためバランスが取れず、体のあちこちに支障がでてしまいます。
その主な症状は後ほど紹介いたします。
浮指の見分け方
浮指の見分け方は、いくつかあります。
見分け方①
親指を反らせる
一番有名なのは、手で足の親指をグッと反った時に足の底に対して90度以上なら浮指の可能性が高いです。
写真のような感じです。
見分け方②
紙を通す
脱力して平らな床に立った状態で、誰かにコピー用紙など薄い紙を足の指と床の隙間に通るかどうかを確認してもらいます。
半分くらいまでしか通らない場合も浮指の可能性があります。
見分け方③
親指を目視する。
座った状態で右足を左足の膝にのせます。
右足の力を抜きます。
その状態で足が平らかどうか見ます。
(左足も同様に見てください)
足の親指が上に沿っているようであれば浮指の可能性が高いです。
私は、①番と②番の方法で浮指かなと思い
③番の方法で余りにも親指が沿っていたので浮指だと確信しました。
浮指が原因で起こる障害
以下のイラストの様に浮指は足の裏の青い部分でしか体全体を支えていません。
そのことによって、体のバランスが常に不安定な状態です。
そしてここが浮指の怖いところなのですが、
そのズレは自分で実感できないのです。
浮指が原因で正しい姿勢が維持できなくなると以下の様な症状がでます。
腰痛
肩こり
首の痛み
下半身の太り
うつ病
頭痛
O脚(オーきゃく)
私の場合右足の浮指が特にひどかったので、右肩が自然と下がっていました。
そしてその歪みによって、腰痛と膝痛が併発されたのです。
浮指の治療法
一般的な浮指の治療法は「グー・チョキ・パー」を足でつくる運動や
靴下やソールで強制的に治療する方法などがありますが、経験した私が推奨するのは、
“日常生活の中で足の指を含めた足裏全体を地面にしっかりつける”
です!
座っている時も足の指を意識して
「足裏全体を床につける」
ということを意識してください。
以下のイラスト赤い場所で均等に体を支えていると意識して、5本の足の指を床につけることが大事です。
私が発症したベーカーのう腫とは
膝の使いすぎや膝痛になると、潤滑油となる膝の関節液が余分に分泌される場合があります。
そして余った関節液が膝裏の「滑液包」という袋にたまることで、膝裏にゴルフボールくらいの大きさに腫れができる病気です。
これにより膝を伸ばした時に張りを感じたり、曲げた時に違和感があります。
またひどい場合は痛みを伴います。
ベーカーのう腫の治療法と“やってはいけないこと”
即効性のある治療法としては、病院に行って膝裏の液を抜いてもらう事です。
しかし抜いてもまた「滑液包」という袋に液がたまるので根本的な解決にはなりません。
症状が重い場合には「滑液包」を自体を除去する場合もあります。
まずは医師に相談しましょう。
軽度のベーカーのう腫と診断された場合は、経過観察になるかと思います。
現在、経過観察となっている私の治療法としては、
②立った状態の時も少し曲げておく。
③激しい運動はなるべく控える。
これによりベーカーのう腫が徐々に小さくなってきています。
逆にやってはいけないのが、膝部分のマッサージです。
整骨院に行った際にこれをやられてしまい、その翌日見事に復活してしまいました。
とにかく膝に刺激を与えないことです。
最後に
私がベーカーのう腫を発症したのも、もとはといえば膝痛の原因となる「浮指」だったからです。
普段から姿勢を正しくすることはもちろんですが、その正しい姿勢が基盤となる足裏の浮指によって乱れている可能性があります。
浮指を治すことで、腰痛・膝痛が治る可能性は高いと思います。
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一度病院で検査さたり、自分で浮指ではないかを試す価値は十分にあると思います。
今回は私の体験をもとに記した内容に過ぎませんが、あなたが健康体で過ごす助けになれたなら幸いです。
腰痛についても、機会があればお話をさせていただきます。
執筆者:レタス